ミラクルデンチャー症例71 (50代 女性)
当院で実施した入れ歯症例 女性 50代
製作したミラクルデンチャー
治療の概要
治療費用 | 594,000円 |
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治療期間 | 4カ月(約10回) |
リスク・副作用 | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |
治療前の相談からスタート
こちらの方は、これまで歯医者であまり良いと思われる経験が少なく、今回もホームページで当院を探して見つけて頂くも「自分にあったピッタリの入れ歯ができるか?」と不安の様子でした。
そこで、最初から治療に入るのではなく、まず「相談」の時間だけでアポイントを取らせて頂き、ご本人から、率直な悩みや要望を伺うことにしました。お昼休みの時間を利用しましたので、他に患者さんもスタッフもおらず、ゆったりとした気持ちでお話をお伺いできたと思います。
相談のお時間では、歯を失った根本的な原因、今回の不具合の引き起こした原因、歯や入れ歯の構造を確認しまして、いくつかの治療方法を一緒に検討して頂きました。
インプラントの良いところ、入れ歯でもクッション性のあるもの、金属で薄く熱を感じやすいもの、しっかりとした金属の固定装置で耐久性があるもの、金属を一切使用しない軽く審美性の高いもの等々。
治療方法には、かならずメリットとデメリットの両面があります。
天然の自分に歯にかなうものはありませんが、その方のライフスタイルや希望に合わせて、必ずその方に合ったものがあるはずです。
残っている歯を残せる入れ歯
今回は、右上に銀歯で治療した歯がとても重要な役割を果たしてくれました。
この歯にフックではなく、輪っかで全体に均等に力を分散し、残った歯を護れる設計になっており、かつ全体をバランスよく固定する重要な保定装置にもなっています。
ミラクルデンチャーは、上から下に真っすぐ入れ歯をはめるのではなく、少し斜めからはめるようになっており、入れ歯を固定させる様々は固定させる装置に工夫がされています。
保険の入れ歯の場合は、金属の針金(フック)で残っている歯にひっかけるタイプが多いため、一か所に力が偏り、力を「点」で受け止めることが多くなります。
これにより、残っている歯の一点に必要以上の負荷がかかり、その歯の寿命を縮めてしまうことになりかねません。
リハビリ用義歯を経て、多くの物を食べられる義歯へ
今回のミラクルデンチャーは、ぴったりとした装着感と、見た目も審美性に拘った設計になっており、とても喜んで頂けました。
特に食べるものを選らばず、固い漬物もバリバリ食べられるようになりました。
どうしても最初は慣れるまでの期間は必要ですが、よしはら歯科クリニックでは、最終的にセットする入れ歯の前に、治療用義歯(リハビリ用義歯)を製作します。
ここで口腔内が慣れることと、徹底した噛み合わせの調整、リハビリなどを行うことで、最終義歯を入れた時にすぐにピッタリとフィットするように細心の注意を払っています。
少しお時間はお取りしますが、毎日使うものですので、ここでの工程はとても大切だと考えています。これまで、入れ歯でお悩みの方は、入れ歯の種類や素材も大切ですが、入れ歯を作る工程、その前の口腔内を整える治療が納得のいくものかどうかを確認されるのも良いかもしれません。