ミラクルデンチャー症例99 (60代 女性)
当院で実施した入れ歯症例 女性 60代
ミラクルデンチャー装着前
ミラクルデンチャー装着時・製作したミラクルデンチャー
右下76 左下67
治療の概要
年齢・性別 | 60代 女性 |
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治療費用 | 下顎 右下76 左下67 ミラクルデンチャー 約600,000円(税込) |
治療期間 | 1.5ヵ月 4回 |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |
入れ歯治療の解説
こちらの方はご友人の紹介で、よしはら歯科の無料相談にいらっしゃいました。ご友人は以前に当院でインプラントの治療をされた方で、精密な入れ歯を考えているのなら、よしはら歯科へと紹介されたそうです。
これまでも、ノンクラスプデンチャー(針金のない審美義歯)を使っていたそうですが、色の変化、維持装置の緩みなど早い段階から劣化がみられ、入れ歯が合わなくなり困っていたそうです。一般的なノンクラスプデンチャーは、軽く小さく違和感が少ないメリットはありますが、どうしても耐久性と咬合力で劣ることがあります。
最初にお話しを伺った段階から、インプラント治療以外で、しっかり噛めるようにして欲しいというご希望でしたので、耐久性と違和感の少なさを両立できるミラクルデンチャーを想定して検査、診断を進めて参りました。口腔内の状態、特に噛み合わせにずれなどは生じていなかったので、最短で入れ歯完成までスムーズに完了しました。
下の奥歯4本の大臼歯がない状態でしたので、小さい入れ歯と2つに分けて製作することも可能でしたが、今回は、両側に跨る一つの入れ歯で設計しました。ミラクルデンチャーは隣の歯だけで入れ歯を支えるのではなく、全体に力を分散する構造ではありますが、それでも隣接する小臼歯で大臼歯2本分を支えるのは負担が大きく、残っている歯の寿命を短くするおそれがあります。
当院では、このようなケースでは両側にまたがるタイプを推奨しています。入れ歯は、種類、構造が様々であり、実際に見たこともないことが多いため、戸惑われる方も少なくありません。よしはら歯科が、お昼休みの入れ歯相談を始めたのは、このような入れ歯治療の特徴を鑑み、治療を始める前に話し合いの時間がとても大切だと感じたからです。
ミラクルデンチャーは見えない部分を金属でしっかり補強していますので、一見華奢に見えても歪み、たわみが少ない工夫がされています。一般的なノンクラスプデンチャーは修理がしにくく新しく作り替えになることが多いのですが、ミラクルデンチャーは修理や調整が容易なことも特徴です。今回も、短時間でしっかり調整ができ、満足していただけて大変光栄です。