ミラクルデンチャー症例22 (50代 女性)
No.22 当院で実施した入れ歯症症例 50代 女性 東京都
Tさんは、現在残っている歯をできるだけ抜きたくないというご希望でいらっしゃいました。そのため、患者様のご意向を優先し、根っこしか残っていない歯根も抜かずに、安定した入れ歯にする設計を行いました。
まずは、機能義歯(仮義歯)で咬み合わせの調整を行った後、リハビリから慎重に行い、最終的な義歯へと移行していくステップで治療を行いました。
運良く、右上に残っている歯は、比較的しっかりした状態でしたので、この歯は残しつつ安定させるために、“コーヌス”という技法を用いました。
これは、茶筒の原理の治療法です。残った歯の一部を金属で覆い、その上に金属のフタをするような構造の、ちょうど茶筒がスポッと収まるような入れ歯です。通常、部分義歯は3面程度で歯を覆いますが、この義歯は4面全てを円柱状で支えるので安定度が増します。
その分、残った歯のケアや歯周病治療はもちろんのこと、お口の中全体の口腔ケアをしっかり行うことができ、現在も満足いく状態でお使いいただいています。
さらに、上の入れ歯が調子が良かったため、後に下顎もミラクルデンチャーも取り入れました。そうすることで、上下でしっかり噛めて、審美的にも優れたお口を手に入れることができた患者様です。
製作した入れ歯
治療の概要
年齢・性別 | 50代 女性 |
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治療費用 | 上下合計 約1200,000円(税込) |
治療期間 | 約6ヵ月(約20回) |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |