ミラクルデンチャー症例95 (60代 女性)
当院で実施した入れ歯症例 女性 60代
製作したミラクルデンチャー
右上76左上6 右下7左下67 ミラクルフィット
治療の概要
年齢・性別 | 60代 女性 |
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治療費用 | 上顎 右上76 左上6 ミラクルフィット 下顎 右下7 左下67 ミラクルフィット 上下で仮義歯含め 約140万円(税込) |
治療期間 | 12ヵ月 15回 |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |
入れ歯治療の解説
こちらの方は、インターネットで当院の女性向けの入れ歯(義歯)サイトをご覧頂き、相談にいらっしゃいました。
通院されていた歯科医院から提案されていた入れ歯では納得できず、ご自身で色々と調べる中で「ミラクルフィット」という審美入れ歯を扱っている歯科医院を探されたそうです。その中で、症例数が多く、無料相談があったことが後押しになったと伺っております。
歯がない部分に対しては一般的には、インプラント、ブリッジ、部分義歯の3つの治療方法の選択肢があります。インプラントのような外科手術を伴うものは選択肢から外れ、ブリッジ治療は失った歯の両端に自身の歯が必要になり、一番奥の歯では行うことができません。
残る選択肢の中で部分入れ歯になりますが、大きく2つの方法があります。今回上下で4ヶ所の奥歯の無い部分に、それぞれ小さい部分入れ歯4つで賄う方法。もう一つは上下で1つずつ、左右にまたがるタイプの入れ歯を2つだけでカバーする方法です。
入れ歯自体は小さく、違和感を最小限にするためには4つの小さな入れ歯ありますが、今回のケースは最後方の歯が無く、後方に支えがなくなった「遊離端欠損(ゆうりたんけっそん)」という状態ですので、少し大きくなりますが左右をつなげて全体で支えることで安定して噛むことが可能なタイプとしました。
入れ歯自体は長いものになりますが、歯の裏側をできるだけ薄く小さい違和感の少ない形状で耐久性もある丈夫な金属を配置し、見える部分には金属を使用しない審美タイプとし、機能と見た目の両方のメリットが出るような設計にしました。
まず、最初に軽いプラスティックだけの仮義歯を製作し、新しい噛み合わせに慣れながら、最適な咬合や見た目が実現できるように調整やリハビリを行いました。その後、金属で補強された最終義歯(ミラクルフィットⅤ)をセットする工程です。
少し手間はかかりますが、長く、毎日使用するものですので最終的にはメリットが享受できるものです。
初めての入れ歯でしたので、小さい入れ歯する選択肢もありましたが、どうしてもささえる周囲への負荷が大きく、しっかり噛みこむことができず満足頂けないことが想定されました。
長期に、一番力がかかる大臼歯2本の欠損部分をその手前の小さい2本の歯で支えとういことになってしまうからです。
当院では、ケースや希望によってはインプラントも併用し、ブリッジ治療が可能な場合は選択します。様々な可能性を一緒に考えて頂くスタイルをとっています。初めての歯医者さんでゆっくり相談できるだろうか?という不安を軽減するために、1日1組様限定ですがお昼休みに周囲を気にすることなくお話できる「無料相談」を行っています。
沢山の方には対応できませんが少しでもお口の悩みの解決に繋がればと考えております。