ミラクルデンチャー症例73 (60代 女性)
当院で実施した入れ歯症例 女性 60代
製作したミラクルデンチャー
治療の概要
治療費用 | 756,000円 |
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治療期間 | 約6か月(15回) |
想定されるリスク | ごく稀に金属アレルギーを発症する可能性があります |
入れ歯治療の解説
こちらの方は、ホームページで入れ歯が相談できる歯医者を探して、よしはら歯科クリニックに来院されました。
下の前歯部はブリッジにしていたのですが、奥歯が残っていなかったため、前歯のブリッジに負担がかかり使えなくなってしまいました。その後、そこに他の歯科医院にて総義歯の治療をされたそうです。
患者さんのご希望もあり、上の歯の義歯治療は、左上の3,4、5番の3本を生かして、できるだけ床を小さくして違和感を最小限にできるミラクルデンチャーを採用しました。
お口の形状に合わせて丁寧に設計されるミラクルデンチャーは、残っている自分の歯を包み込む構造ですので、保険義歯のような針金を引っかけての負荷の偏重を防いでくれます。
また、今回は右の上の残痕状態の歯も残すこととしました。虫歯等で歯の大半の部分が無くなり、本来であれば、今後の虫歯の進行リスクなどを考慮して抜歯をすることも選択肢でした。
しかし、今回は義歯の沈こみを防ぐ上では、重要な役割を果たすことから、残痕として残すことになりました。
残痕を含めて、残された自身の歯は、虫歯や歯周病からまもるために、定期的に歯科医院にてプロフェッショナルケアを受けて頂き、ご自宅では丁寧なセルフケアが必要になります。
これまで歯を失う結果になった原因を共有し、今後は歯医者と二人三脚でお口の健康管理を進めていくことになりました。
今回は、噛み合う側も義歯であり、最初にかみ合わせの調整を何度も行うために、治療用義歯を2個製作しました。最終義歯にした時は、ピッタリと1回で合わせることができました。このようにお口の状態により、治療用(リハビリ用)義歯がいくつ製作することになるかは異なってきます。
できるだけ早く義歯をセットしたいところですが、長く安定して使えて、審美的に満足のいく入れ歯にするのは、どうしても必要な工程になってきます。