入れ歯のQ&A
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入れ歯についてのQ&A
歌う時に歯が落ちない入れ歯ってできますか?
日常的に問題なく使える入れ歯にすることは十分可能。
歌うという行為は、食べるよりも大きく口の筋肉を動かしますので、総入れ歯の場合は、総じて取れやすくなります。コーラスなど本格的に歌うケースは難易度が高いですが、カラオケ等で日常的に問題なく使える入れ歯にすることは十分可能だと思います。1本でもしっかりした歯があれば、ミラクルデンチャーでは、ミラクルコーヌスなどの特殊な維持装置で、かなり安定した義歯として喜んで頂いている方は多いです。
カラオケに行ったり、外食したりと、外出する機会が増えたというお話しはよく伺います。外れないという機能を重視する場合には、インプラント治療が優れている点があります。ただ、全ての歯の本数をインプラント治療する場合には、外科的な侵襲も大きく、経済的な負担も大きくなってしまいます。そこで、当院では稀に少ない本数のインプラントと入れ歯を併用することもあります。
場合によっては、用途に合わせた入れ歯を複数持つということもあるかもしれません。眼鏡も本を読む時、運転するとき、出かける時など用途によって使い分けるのと同じでしょう。実際に出かける時や旅行用に軽い「ノンクラスプデンチャー」を予備に作られるという方もいらっしゃいますが、違う入れ歯が一つのお口に入ることで、口腔内にあまり良い影響を及ぼさない可能性があることも注意が必要です。
他の歯医者さんで作った入れ歯を修理できますか?
可能な限り対応をしております。
当院では、可能な限り対応をしております。素材によっては修理ができないものもありますので注意が必要です。一般的な金属床と言われる金属を使用している場合は、レーザーで溶接することも可能です。入れ歯はどうしてもメンテナンスが必要なものですので、後々修理や修正ができることはとても大切な要素です。ただ、お口の中(残った歯や歯ぐき、骨の状態)の変化が大きいと、入れ歯の修理では対応できないこともあります。
こういった場合は、噛み合わせの治療から必要になります。これは歯周病の治療から、治療用義歯でのリハビリなど、様々な工程を経ることになります。場合によっては、新しく作った方が良いこともあります。まずは、作った歯医者さんによく相談してみるのが良いかと思います。
ご自身で「ペンチで曲げようとして折れてしまった」、「やすりで削って痛くなった」、「力をかけすぎて割れてしまった」というお話は少なくありません。お口の中は、とても敏感な器官です。髪の毛一本でも口の中に入ると非常に気になるものです。ぜひ、専門家にご相談ください。
入れ歯はどのくらい長持ちしますか?
当院のミラクルデンチャーは、お口の変化に対応できる設計と素材なので、長く使うことができます。
入れ歯に一生ものというのはないかと思います。当院のミラクルデンチャーは、お口の変化に対応できる設計と素材なので、仮に歯が1本抜けたとしても増歯をすることが可能ですので、長くお使い頂くことができます。入れ歯自体は素材や技術の進歩により、随分と長持ちするものができてきました。しかし、お口の中にあるものですので、入れ歯は変わらなくてもお口の中が変化してきます。口腔内の骨の吸収により、隙間ができてくることもよくあります。
その場合は、ピンクの床の部分に材料を流し込んだり、微調整をすることで、またピッタリとした入れ歯にすることが可能です。長く使える入れ歯とは、丈夫な素材でできている事と共に、変化に対応できる設計になっているか、そして一番大切なのは「残った歯を維持するために、今まで以上に大事にケアをしていく」ということになるかと思います。
シリコンの軟らかい入れ歯があると聞いたのですが、痛くないのでしょうか?
入れ歯と接するのは歯ぐきの軟らかい組織のため、クッション性のあるシリコンの入れ歯は痛みを和らげてくれます。
近年人気のシリコン義歯
ここ数年広がりを見せているのがシリコン入れ歯で、当院でも取り扱いがあります。人工シリコンを歯ぐきと入れ歯の間に挟むことで、刺激が軽減されるコンフォートデンチャーがその代表例です。入れ歯と直に接するのは歯ぐきの軟らかい組織ですので、固い金属やプラスティックよりも、クッション性のあるシリコンで加工することで痛みを和らげてくれます。
加えて、お口のなかの形状に合わせて製作される特殊なやわらかいシリコーンが生み出す弾力が吸盤のように作用して、噛むときに発生する顎の横の動きにも対応し、吸着性を発揮することもピッタリとフィットすることに貢献してくれます。結果として、お食事や会話の時にずれにくくなることで快適性と安心感が増します。入れ歯と歯ぐきの間に細かい食べ物が入り込むことも軽減されます。ちなみに、よしはら歯科クリニックでは、早くからシリコン入れ歯を導入しており、さいたま市浦和区で唯一のコンフォート義歯の認定取扱歯科医院となっています。
大切なのは素材だけではなく、工程と将来設計
シリコン入れ歯は、確かにメリットが多くありますが、デメリットもあります。例えば、入れ歯が若干厚みを増すことです。一般的な入れ歯よりも、シリコンを貼り付ける分の厚さや、噛む力が増すことも想定した強度の確保など、多少入れ歯の厚みが増す傾向にあります。また、素材的に汚れがつきやすいので、毎日のお手入れや定期的な歯科医院でも専門的なクリーニングが大切になってきます。また、将来の告知の変更に対応すべく調整、修理が難しい場合があります。
歯周病が進行したり、長く歯がない状態が続いたりすると歯を支えていた歯槽骨が吸収し土台となる歯ぐきが下がって来ることがあります。痩せていく変化を起こした時に、歯科医院のチェアサイドで微妙な調整を行うのですが、それだけでは完治せず、一旦お預かりして張り替えること必要なことがあります。変化への対応という意味では、レジン系(歯科用のプラスティック)に利点があります。
シリコンが剥がれるリスクもあるので、こまめなお手入れが大切なこともあるでしょう。いくら素材が素晴らしく、吸着力が高いとはいえ、お口の中は常に変化していきます。残っていた歯が持たなくなるリスクも想定しなければなません。もちろん残った歯を維持するための歯周病治療や、ご自宅での方法も丁寧にアドバイスさせて頂きます。
入れ歯は、少しずつ合わなくなってしまうことが多いものですので、製作工程においていきなり最終完成物を作るのでなく、トレーニング用の義歯で徹底的に問題点を洗い出したり、リハビリを兼ねて使う練習をして頂いたり、調整を繰り返すことで、ファイナルの最終義歯を完成させるようなプロセスが肝になってきます。そして、それは将来のお口の変化に対応できるものでなければいけないと考えています。
やっぱり納得できる相談が大切
素材や見た目に、つい目が行きがちですが、まずは歯科医師と十分相談されることをおススメします。よしはら歯科クリニックでは、治療に入る前に「院長の無料相談」を設けています。診療時間ではなくお昼休みを活用しています。診療時間内ですと、周りに他の患者さんもいらっしゃいますし、ゆっくりとお時間が取れないこと多いため、今はお昼休みを利用しています。
お昼休みを削っての相談ですので、正直1日1名を対応するのが精いっぱいなところです。すぐに対応できなく申し訳ない時がありますが、どうかご理解賜ればと思います。これまで、女性の審美的ニーズに合致した入れ歯を数多く取り扱ってきたことから、きっと今後の治療にお役立ていただけると思います。
入れ歯が傾いているのですが、治せますか?
原因により治療方法が異なります。まずはしっかりと診断してもらい、原因を追求することが重要です。
当初から歯(顎)が傾いている場合
入れ歯の無料相談をしているとこのようなお話しは珍しいことではありません。一つは、治療当初から多少の傾きがある状態で入れ歯が入っているケースです。上の入れ歯が歪んでいるように見えることが多いのですが、上が歪んでいるということは、下にも歪んだ力が加わることになり、そうなると、下の顎もずれてきているケースも多く、下も同時に修復することになります。また、上の傾きの原因が下の歯にある場合もありますので、いづれにしても上下全体の噛み合わせの治療により改善していくことになります。
だんだんと傾いてきた場合
入れ歯を入れた当初は水平だと思っていたが、時間の経過とともに、だんだんと途中から傾いて来るケースがあります。その原因をまず特定することが大変重要な診断、治療になります。骨の歪みなのか、入れ歯自体の変形なのか、残っている歯の状態なのか、お口の中の環境が変わってきているのか・・・など。本人が気づかないうちに、噛み癖、食いしばりなどでお口の中に大きなストレスが加わっていることも考えられます。原因を追究してから、咬合再構築の治療へ進んでいきます。
家も歯も土台が大事です
歯の治療は、よく家の建築と比較されることがあります。外観がとてもおしゃれで、素敵な家でも、もし構造や土台、さらには地盤がしっかりしていない家だとしたらどうでしょうか。或いは、間取りが素晴らしく、使い勝手が良い家も人気がありますが、もしその家が軟弱な地盤の上に建っていたとしたらどうでしょう。
入れ歯を入れた時に、傾いて見えるということは、少し家具がずれているレベルなのか、壁や床が傾いているのか、それとも構造の柱なのか、杭なのか、地盤なのか。その原因箇所により対処の方法は全く異なってくると思います。お口の中では、下が自分の歯なのか、入れ歯なのか、歯周病によって歯槽骨(歯をさえる骨)が吸収されてしまったのか、それとも別の原因なのか・・・しっかりと診断してもらう必要があるでしょう。
自分の歯が残ってる側で噛むクセ
歯科治療全般に言えることですが、ベストな入れ歯の治療をしても、「本来の自分の歯」よりも良く噛めるとうことは稀です。これはインプラントにしても然りです。人は自分の歯が残っている方で噛む傾向があります。自分の歯と根は、ダイレクトに噛む感覚が脳に伝わるもので、いくらぴったりとした入れ歯でも歯根が残っていませんので、噛んだ感覚がダイレクトに伝わらないという違いがあります。
お口の中に新しい異物が入ったことで、更に残っている自分の歯で噛む「噛み癖」が変わってくることで徐々に入れ歯が傾いてくる原因の一つにもなります。できるだけ、自分の歯を残し、たくさん噛むことで脳への血流を増やすことが、様々な病気の予防に繋がることは明らかになっています。自分の歯ではなくても、やはりピッタリとあう入れ歯で噛むことはとても重要なことです。歯がない状態をできるだけ短くできるようにしたいものです。
ノンクラスプデンチャーも修理できますか?
こちらは修理可能なものと、そうでないものに分かれます。
最近増えているノンクラスプデンチャー
入れ歯は修理可能なものが多いです。保険診療の入れ歯で、グラグラになってしまったものでも修理して、継続して使用するケースも少なくありません。修理が難しいのは、最近増えて来た「ノンクラスプデンチャー」という、針金などのフックがなく、ピンクのプラスティックだけで支える小さく、軽い義歯です。これも、種類によるのですが、プラスティックにリベースという補修材をつけることができないタイプのものは修理が難しいでしょう。もともと、審美性を重視したもので、長く快適な噛むことは難しいものもあります。
ミラクルデンチャーは修理可能
当院が採用しているミラクルデンチャーは、所謂ノンクラスプの審美義歯に見えるのですが、見えない裏側やプラスティックの床(ピンクの部分)に補強の金属を使用し、たわみや歪み、揺れを小さくすることができるようになっており、耐久性が強化されています。また、ピンクの部分は、補修材も圧着できる素材でできており、緩くなればリベースをして修理調整ができるようになっています。
また、部分入れ歯の修理として多いのは、残っていた歯がダメになり、人工歯を増歯するケースです。できるだけ自身の歯を残せるように設計し、歯が長持ちするよう治療を行い、維持管理のための定期検診をして頂いても、残した歯が残念ながらダメになってしまうこともあります。最初の段階で、精密な診断に基づく長期の治療計画を立てることで、長く持たないであろう歯を最初に抜歯をした方が良いというケースもありますので、一概にどちらが良いとは言えません。
ミラクルデンチャーの義歯を2つ作ることの意味
当院の採用するミラクルデンチャーは、できるだけ残っている歯を残し、入れ歯が自分の歯を包み込むように固定し、揺れていた歯の揺れが少なくなっていくケースもあります。修理中はお預かりをしなければいけないケースもありますので、その間のことも考慮する必要があります。
当院では、多くの場合、義歯は最低2つ製作しています。一つ目は治療用義歯(又はリハビリ用義歯)と言われるもので、最初に崩れてしまった咬合を再構築するために、入れ歯に慣れて頂き、何ども調整を行います。このプロセスを経ることで、最終義歯がピッタリとした入れ歯になること繋がります。治療用義歯は、強度や審美性に劣ることはありますが、治療が終わってからもご自宅で保管して頂き、修理の期間、あるいは何かのトラブルにあった時に、すぐに予備の入れ歯として使用することができます。
長く安心して入れ歯を使用して頂くためには、このようなもう一つの予備を持っていることは大きなメリットになると思います。修理が可能かどうかは、歯科医師、歯科技工士でないと判断ができないかと思いますので、まずは、かかりつけの歯科医院、又は専門の歯科医院に相談されると良いでしょう。
インプラントと入れ歯で悩みます。本当はどちらの方が良いのでしょうか。
両方できるのが当院、一緒に決めて頂くスタイルなので相談時間をしっかりとっています。
よく聞かれる質問ですが、どちらも優れた治療方法なのでどちらが良いとは、一概に決められないもので、「ケース次第」というありきたりの回答になってしまいます。まず年齢や骨の状態で、インプラントが適さないということでできないケースは少なくありません。その結果として入れ歯の治療になるケースがあります。
よしはら歯科クリニックでは、インプラントありきでも、入れ歯ありきでもなく、その方の症状とライフスタイル、希望によって「一緒に決める」というプロセスこそが大切だと考えています。最近では、インプラントと入れ歯を併用し、お互いに良いところを活用し苦手なところを補完するようなケースもあります。多少なり傾向があるとすれば、上顎の方が入れ歯が馴染みやすく、下顎は舌がある分「馬蹄形」になりますので、入れ歯の難易度は高くなることがあります。床となる部分の面積が少ないとそれだけ吸着力が劣ることにも影響しています。
インプラントですと上顎の骨が薄いところは一般的には難易度が高く、下顎の骨が厚いところの方が安心して埋入できる傾向があります。インプラントは外れる心配がないというメリットがありますが、外せないことで清掃状態が悪くなり、インプラント歯周炎などを引き起こすことがあります。入れ歯は見た目の審美的な部分、しっかり噛める機能性が満足いくものであれば、外して常に清潔な状態にできるというメリットは非常に大きいものです。何を望み、何を優先させるか悩まれる方も多いようです。セカンドオピニオンとして他の歯科医師の意見を聞くのも良いでしょう。
コンフォートデンチャーならステーキが食べられますか?
入れ歯でステーキを食べることはそれほど難しいことではないと思います。
最近、問い合わせが多いのが人工シリコンの柔らか入れ歯のコンフォートデンチャーです。以前、人気の「いきなりステーキ」とコンフォートデンチャーの協業キャンペーンがあったことで、マスコミにも随分取り上げられたせいかもしれません。やわらかい入れ歯「コンフォート」は、ピンク色の床の裏側(はぐきに接触する部分)に、生体用シリコンで加工し、 お口の中での肌触りをやわらかくする特殊加工技術の入れ歯です。吸着性がよく、当たりも柔らかいので「入れ歯が痛くない」「噛みやすくなった」「力を入れられるようになった」という感想をいただきます。
よしはら歯科クリニックでも、長くコンフォートデンチャーを扱っています。
- 1,2本抜けてしまったときの「ソケット」
- 3本以上の抜けたときの「コネクト」
- 総入れ歯の「コンプリート」
- 難しい症例の場合の「ユアーズ」
というシリーズが好評です。入れ歯でステーキを食べることはそれほど難しいことではないと思います。確かに、お口が治ったら何を食べたいかというと、若い方だけでなくご高齢の方も「お肉」を食べたいとお聞きします。お孫さんを含めて家族みんなで同じものを食べたいということもあるようです。入れ歯を新しくした時は、少しずつ慣れていくことも必要です。いきなりステーキではなく、熱いもの、冷たいものにも気を付け、柔らかいもの、小さくしたものから徐々に食べるものを広げていきましょう。
よしはら歯科クリニックでは、よく入れ歯をセットした時にその場で、おせんべいを食べていただくこともあります。しっかりした良い入れ歯であれば、ステーキやおせんべいを美味しく食べることは難しいことではなくなって来ました。インプラントが注目されがちですが、入れ歯(義歯)の技術もとても進化しています。ぜひ、一度専門の歯科医院に相談にされてください。
ミラクルデンチャーという入れ歯は、どこで治療してもらえますか?
大阪の中川先生が開発されたミラクルデンチャーは全国に取り扱っている歯科医院があります。講習会で技術研修を受けた歯科医師だけが治療することが可能です。
ミラクルデンチャーは、当院、よしはら歯科クリニックが10年ほど前から導入しているもので、大阪市平野区の中川先生が15年ほど前に開発された特殊義歯です。現在は、ミラクルラボという技工所にて全国のミラクルデンチャーを製作しており、すべてここで、熟練の技工士が製作にたずさわり、厳密な品質検査をクリアしたものだけがミラクルデンチャーとして各歯科医院に出荷されています。
ミラクルデンチャーやミラクルフィットを扱える歯科医院は、一定基準の研修等を修了した歯科医院のみとされ、北海道から沖縄まで全国に数百医院ほどあります。関東では比較的取扱いが多く、特に当院においては、年間100症例以上の実績があるということから、最近では新幹線に乗って相談にいらっしゃる方も少なくありません。
ミラクルデンチャーに限らず多くの入れ歯を扱う歯医者に相談
まず、『ミラクルデンチャーという入れ歯は、どこで治療してもらえますか?』という質問ですが、ミラクルデンチャーに限らず、まずは、かかりつけの歯科医院で自身のお口の中の状態、ご希望に合う治療ができるかを相談されるのが良いでしょう。ミラクルデンチャーのような審美機能義歯が良いか、金属床やコーヌス義歯のような精密義歯が良いか、または義歯に限らず、ブリッジやインプラント治療が良いかは一概には判断できないものです。
よしはら歯科クリニックでは、女性の入れ歯相談が多いのですが、ご年齢や予算も含めて常に複数のプランを提案しています。残った歯を利用するミラクルデンチャーの部分義歯の場合は、残った歯の状態の診断、その歯を歯周病やかみ合わせの負荷からどのように守るかが重要です。その時、フィットする入れ歯でも、口腔内は必ず変化してきます。できるだけ残っている自分の歯を残す設計をしていますが、中長期的な視点で残すかどうかを判断せざるを得ない場合もあります。
いずれにしても、ミラクルデンチャーありきではなく、あらゆる選択肢の中から、よく相談できる歯科医師を見つけることが肝要かと思います。当院では、治療するかどうかを別として、必ず「相談」の時間は、たっぷり時間を確保するようにしています。相談した結果、当初とは違う治療方法を選択される方もいらっしゃいます。
入れ歯相談やメンテナンスがしっかりしているところで治療をうけましょう
ミラクルデンチャーによる治療を希望される場合には、治療後もメンテナンス等で長くお付き合いすることになる歯科治療ですので
- 相談の時間がしっかりとれる
- ご自身の口腔内をこれ以上悪くしない虫歯、歯周病、噛み合わせの治療がしっかりできる
- インプラント、ブリッジ、入れ歯など多岐な選択肢がある
- 入れ歯も、自分に適したものが選べる選択肢が数多くある
- 治療後のメンテナンス体制がしっかりしている
といった歯科医院で、ミラクルデンチャーを取り扱っているところを見つけられるのが良いでしょう。
入れ歯の値段が複雑でよくわからないのですが?
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被せ物や詰め物との違い
「入れ歯は、価格は医院によって何故バラバラなものなのでしょうか?わかりにくいのですが・・」といったご質問は、よくお受けします。確かに歯科医師の私からみてもわかりにくいと思います。これは、被せ物や詰め物のように素材を選ぶような単純なものではないことにあります。(被せ物のクラウンや詰め物のインレーも素材以外も多少の変動要素はありますが)抜けてしまった歯の本数、素材、形態、どういった維持装置を使うかで大きく変わってきます。
また、今のお口の状態やこれまでの入れ歯を使用してきたご経験によっても変わってきます。当院の場合は、治療用義歯と最終義歯の2つを製作するケースが多く、これは治療用義歯で正しい噛み合わせの位置決めや、微妙な調整を繰り返し、慣れるためのリハビリテーションの役割を果たすことになります。いきなり最終義歯を作るよりも、多少の手間はかかりますが、精度と満足度が変わってきます。ケースによっては3つの義歯を製作することもあり、入れ歯製作の「工程」によっても値段は変わってきます。
保険適用の治療の費用はシンプル、自由診療は自由?
このように、保険適用外の自費診療では、様々な要素によって値段が違って来るために、私ども歯科医院の立場としても、すぐにご回答できず、診断、設計をしてからのご提案になることで、ご不便をお掛けしているかと存じます。保険適用の場合は、患者さんの負担額は保険制度によって決まっていますので、それほどわかりにくいものではありません。
細かい規定はありますが、全国どこの歯科医院も決まったものになっています。自由診療の入れ歯は、保険の制約がない分、入れ歯に関する研究を重ねた技術者、歯科医師、技工士がベストと思われる義歯(入れ歯)がどんどんと開発されています。以前に比べると、入れ歯も格段に進歩していることで、ますます複雑にはなっていますが、その後の満足度も高くなっています。
制約がない分、自由に設計でき、自由に価格を設定することができますので、歯科医師によって考え方が違い、患者さんによってお口の状態が違うわけですから、入れ歯の価格も非常にばらつきが出てきます。自由な変わりに分かりにくいというデメリットもあるわけです。
入れ歯こそ事前の「相談」の時間が大切
よしはら歯科クリニックでは、治療を開始する前に「入れ歯相談」という時間を30分~45分ほど、できるだけお昼休みの他の患者さんがいない時間にお受けしています。院長の吉原が直接、悩みを伺いながらゆっくりとお話頂けるように工夫をしています。いわゆるコーディネイターやスタッフではなく、院長自ら一人ひとりとじっくり相談して頂き、その後で治療をするかどうかを決めて頂いています。(無料相談は、あくまでも相談ですので治療は行いません)
入れ歯は、値段が複雑ということは、値段以外のお話も単純ではないものですから、このような相談の時間を大切にしています。ちなみに、当院が扱っている入れ歯で多いものは次のようなものがあり、目安としての費用も掲載しております。ご参考にしてみて頂ければと思います。治療費・保証ページへ>>