2016年熊本地震における口腔ケア(歯磨き指導・入れ歯相談)
投稿日:2016年5月23日
カテゴリ:歯のコラム
先日の熊本地震の被災地において、避難生活者の口腔ケアが積極的に開始されたようです。
(参考:毎日新聞 http://mainichi.jp/articles/20160502/k00/00e/040/190000c)
避難所などの閉塞された非日常生活空間においては、口腔ケアが行き届かないために、虫歯や歯周病が悪化したり、汚れた口腔内に起因して起こる誤嚥性肺炎が大きな問題となります。
上記の口腔ケア支援では、特に高齢者においては、入れ歯の需要が多くあるそうで、熊本県医師会が設けた歯科コーナーに、連日相談者が訪れているそうです。
上記のニュース記事では、(以下、引用)
“70歳以上の肺炎の原因は誤嚥性が約8割とされており、阪神大震災や東日本大震災でも多くの人が誤嚥性肺炎により震災関連死になったという。”
とありました。
お口は食物を食べるのに最も重要な役割を果たします。日頃から、ご自身にあった入れ歯の調整が必要です。また、高齢者においては、口腔内を清潔に保つことで、誤嚥性肺炎などのリスクを減らすことができます。口腔内の清潔にご注意ください。
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